鼠径部ヘルニアの種類|神戸・三宮でそけいヘルニア日帰り手術|神戸日帰り外科そけいヘルニアかずクリニック

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鼠径部ヘルニアの種類

鼠径部ヘルニアの種類|神戸・三宮でそけいヘルニア日帰り手術|神戸日帰り外科そけいヘルニアかずクリニック

こんにちは。神戸日帰り外科そけいヘルニアかずクリニック院長の藤木和也です。

いよいよオープン戦が始まり、プロ野球のシーズンとなってきました。

藤川新監督の下、V奪還が望まれる我らが阪神タイガース。

本拠地・甲子園デビューの育成ドラフト1位・工藤投手の痺れるピッチングに今後も目が離せません。

 

さて今回は「鼠径部ヘルニアの種類」についてお届けします。

 

「鼠径ヘルニアって、筋肉に穴ができて、そこからお腹の中のものが脱出する病気なのに、種類があるの?」と疑問に思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、鼠径ヘルニアの中にも種類があります。

この種類は、穴ができる位置によって分けられています。

 

  • 外鼠径ヘルニア(間接型ヘルニア、L型ヘルニア)

一番多いタイプの鼠径ヘルニアになります。②の内鼠径ヘルニアとは下腹壁動静脈という血管の内側か外側かで分けられており、血管の外側の鼠径管から脱出するものが外鼠径ヘルニアになります。男性の場合、精巣に向かう血管や精子が通る管(精管)に沿って、女性の場合は子宮円靱帯という索状物に沿って、お腹の袋(腹膜)が伸び、脱出がみられます。

 

  • 内鼠径ヘルニア(直接型ヘルニア、M型ヘルニア)

加齢や生活習慣にて組織が脆くなってしまうことで起きてしまうヘルニアになります。下腹壁動静脈の内側にある鼠径三角(Hesselbach’s triangle;ヘッゼルバッハ三角)という場所に穴ができてしまい、脱出がみられます。鼠径管を通らないことから、直接型ヘルニアと呼ばれたりします。

 

  • 大腿ヘルニア(F型ヘルニア)

女性に多いヘルニアになります。足に向かう太い血管(大腿動静脈)の脇に穴ができてしまい、脱出がみられるものであり、上の二つよりも少し下側(足側)が膨れることが特徴です。穴が小さいことが多く、小さいが故に脱出が戻らない嵌頓を起こしてしまうことが多いとされています。

 

お気づきの方がいらっしゃるかもしれませんが、鼠径ヘルニアと鼠径部ヘルニア、厳密には呼び方が区別されています。

 

鼠径ヘルニアは①外鼠径ヘルニア、②内鼠径ヘルニアを指します。

鼠径部ヘルニアは鼠径ヘルニアに加えて、③大腿ヘルニアを含めた呼び方です。

なお、閉鎖孔ヘルニアといって、①②③と近い位置に穴ができるヘルニアがありますが、こちらは鼠径部ヘルニアに含まれませんので、別の扱いのヘルニアとなります。

 

当院は「神戸日帰り外科そけいヘルニアかずクリニック」という名称ですが、もちろん大腿ヘルニアを含めた、鼠径部ヘルニアを扱っております。鼠径ヘルニアの方が親しみ深いので、平仮名で「そけいヘルニア」というクリニック名にしました。「厳密に呼びなさい!」とのご指摘があるかもしれませんが、お許しください。ごめんなさい。

 

なお、当院の腹腔鏡手術はどの鼠径部ヘルニアにも対応しており、場合によっては閉鎖孔ヘルニアも同時に治す手術となります。詳しくは今後アップしていきますので、お楽しみください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

みなさんにお楽しみいただけますことが、ブログ作成の励みになります。今後もぜひご覧ください。