
こんにちは。神戸日帰り外科そけいヘルニアかずクリニック院長の藤木和也です。
今回は手術の際の「全身麻酔」についてお届けいたします。
当院では、鼠径ヘルニア(脱腸)の日帰り腹腔鏡手術を、全身麻酔で行っています。
「全身麻酔」と聞くと、「本当に安全なの?」「目が覚めなかったらどうしよう」と不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
この記事を読んで、全身麻酔について知っていただき、少しでも不安がなくなれば幸いです。
全身麻酔は以下の①~④の要素で構成されており、数種類のお薬を使用することで、これらの効果が得られるように調整します。
① 鎮痛
誰しも痛いのはイヤですよね。
② 鎮静
眠っている間に手術が終わります。
③ 筋弛緩
無意識に動いてしまうとキケンです。
④ 有害反射の抑制
体に有害な神経の異常反応を抑えます。
お薬には点滴から投与する静脈麻酔と、呼吸から取り込む吸入麻酔があり、当院では静脈麻酔と吸入麻酔のいずれも使用しています。
麻酔が始まると、点滴からお薬を投与し、自然に眠っていただきます。
手術中は、呼吸、血圧、脈拍、酸素の状態などを継続的に確認しながら、麻酔の深さを細かく調整します。
手術の終了に合わせて麻酔薬の投与を中止し、麻酔薬の効果がなくなることで自然に目が覚めます。
麻酔薬の効果は短時間なので、基本的に目が覚めないということはありません。
終了後は意識の状態、呼吸や血圧、歩行などの回復、痛みや出血の有無などを確認し、安全に帰宅できる状態になってから退院していただきます。
術後の回復具合には個人差がありますが、おおむね2時間程度の方が多いです。
全身麻酔には、吐き気や倦怠感など、一時的に生じることのある症状もあります。
そのため、手術前には持病や服用中のお薬、これまでの麻酔歴などを確認し、一人ひとりの状態に合わせて安全な麻酔管理を行うことが大切です。
「眠っている間に手術が終わる」ということは、患者さんにとって大きな安心につながります。
当院では、手術そのものだけでなく、麻酔から目覚めてご帰宅いただくまでを一つの医療として考え、安全性に配慮した日帰り手術を行っています。
麻酔について不安なことや疑問があれば、遠慮なくご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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